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博物館の学術協定調印

学術協定調印式  去る10月3日(水)、イギリス東部のノリッジ市において、同市にある『セインズベリー日本藝術研究所』と長和町の黒耀石体験ミュージアムが、教育と地域の歴史遺産研究に関する学術協定を取り交かわしました。

長和町では、文科省が推進する国際的な視野に基づく教育方針の一環として、昨年から子ども達のホームステイについて検討を重ねてきました。このたびの協定は、地域の歴史遺産や伝統文化の保存活動(ナショナルトラスト)とそれらを活かした教育活動の盛んなイギリスを候補地として実現したものです。セインズベリー日本藝術研究所は、ヨーロッパにおける日本文化研究の拠点として活動する機関です。地元のイーストアングリア大学と連携し、日本からの多くの留学生も日本文化を紹介する活動に関わっています。

このイギリス東部地域には、長和町とも共通する歴史遺産が数多く残されています。美しい町並みの至る所に中世からの古い伝統的な建造物が保存されており、交通の要所として古道が歴史的な遺産として保護されている様子は、当町の中山道や宿場の町並み保存と共通するものがあります。また、研究所から車で1時間ほどのセットフォード町には、星糞峠と同様に新石器時代(日本では縄文時代に当たる)から石器の原料となったフリント(チャートの一種で、後に建造物の装飾や火打石として利用される)を採掘していたグライムスグレイブス遺跡という著名な鉱山があり、平原と山の斜面という違いはありますが、当町の黒耀石鉱山のようにクレータークレーターの説明状のくぼみが連なる景観は、世界の中でも数少ない類例と云えるでしょう。
セインズベリー日本藝術研究所との学術協定の背景には、両地域の信頼関係を築き、子ども達を安心して、海外に送り出すという狙いもあります。

国際姉妹都市提携とホームステイへ

Thetford_office イギリスへの訪問は10月2日に成田を出発して7日に帰国という日程でしたが、成田空港からオランダのアムステルダム空港を経由してノリッジ空港へ、片道12時間のフライトでした。7時間ほどの時差があるため、到着はイギリスの時間で10月2日の夕方となり、帰国は6日の早朝に出発して成田空港へ日本時間の7日早朝に到着というスケジュールでした。つまり、イギリスでの実質的な滞在期間はわずか3日間でしたが、学術協定の調印の翌日には、国際交流基金ロンドン事務所の関係者に会い、将来的な国際姉妹都市提
携と子ども達のホームステイについて協力支援を求め、最終日の5日には、セインズベリー日本藝術研究所の仲介で、その候補地となっているセットフォード町を訪ねるという中身の濃い訪英となりました。

セットフォード町は人口2万人ほどの静かな町です。林業と養豚によるベーコンづくりが盛んで、ノリッジから向かう車窓の風景には羊や豚を放牧する牧草地と森が広がり、町の中心地に入ると鉱山から掘り出されたフリントで装飾された役所をはじめとする伝統的
な建造物や、中世からの古道や教会を保存する遺跡公園が数多く整備されていました。

セットフォードの庁舎の前にはこの町の出身で、アメリカの独立戦争やフランスの市民革命の思想の基となった「コモン・センス」の著者 であるトーマス・ペインの像が立ち、庁舎内の議場に案内されると、正装した町長をはじめ、町の職員の方や議会議員の皆さん、そして、地元の学校の先生方や博物館の学芸員など、総勢15名の方が出迎えてくださいました。

今回の表敬訪問では、まず、長和町を映像で紹介しました。この中では特に子どもたちの様子に参加者から大きな感嘆の声が上がっていました。その後、国際姉妹都市提携についての意見交換では、事前の情報提供により、参加者の皆さん全員から積極的な意見をい
ただきました。その主な内容としては、

  1. 相互の博物館でそれぞれの歴史遺産を紹介する提案
  2. ホームページなどのインターネットを利用して、子ども達同士の交流を高めること
  3. 産業も含めた町全体の交流
  4. ホームステイ等に企業の協力も求めたいなど
    の具体的な意見が出されました。

意見交換の後は、その場で昼食を兼ねた軽食が用意され、交流のひと時を持ちましたが、全体としては非常に友好的で、国際姉妹都市提携の実現に向けて、確かな一歩を踏み出しました。

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